2025.05.16
前日のNY市場は、株高・金利安・原油安のリスクオン基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。円全面高になったことでクロス円は軒並み軟調に推移しており、米ドル/円は145円台中盤まで約100pips下落する結果となった。
テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの146.000付近を上抜けた場合は、147.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの145.000付近を下抜けた場合は、144.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、荒い上下動が続いているため、新たな材料が出るまで方向感に欠ける展開となるだろう。
本日は、13時に日・中村日銀審議委員の発言、20時にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、21時半に米・住宅着工件数、米・輸入物価指数、23時に米・ミシガン大消費者信頼感指数が予定されている。各国の重要経済指標・要人発言を静観しつつ、週末クローズに向けた米ドル/円の方向性に注目したい。また、トランプ大統領の関税に関する発言によって荒い値動きとなる可能性があるため、ヘッドラインニュースによる急変動に警戒したい。
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