ドル円162円台半ば、独ZEWと原油高で方向感探る

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2026.07.21

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ドル円162円台半ば、独ZEWと原油高で方向感探る

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ドル円162円台半ば、独ZEWと原油高で方向感探る
本日のポイント
  1. 1 ドイツ7月ZEW景況調査(期待指数)
  2. 2 ユーロ圏7月ZEW景況調査

前日のNY市場は、中東情勢を巡る警戒感と原油高が重しとなり、株式市場では主要指数がそろって下落した。S&P500は0.2%安、ダウ平均は0.6%安、ナスダック総合指数は小幅安となり、米企業決算を見極めたいとの思惑から様子見姿勢も広がった。原油市場では、ホルムズ海峡周辺の供給不安や中東情勢への警戒感から北海ブレントが89.22ドルまで上昇し、インフレ再燃への懸念が意識された。米10年債利回りは4.59%台で高止まりし、為替市場では米ドルは一時、約1週間ぶりの高値圏まで上昇した。ドル円は162円台半ばで底堅く推移し、円は引き続き安値圏にとどまっている。全体としては、原油高と米金利上昇がドル円を支える一方、株式市場ではリスク選好が抑えられるNY市場だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で162円台半ばに位置しており、今回は162.50円前後を維持できるかが焦点となりやすい。上値では162.80円から163.00円付近が直近レジスタンスとして意識されやすく、ここを明確に上抜けると163円台前半まで上値を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では162.30円から162.00円付近が目先のサポートとなり、ここを割り込むと161.80円、さらに161.50円付近まで下値を探る動きが強まる可能性がある。原油高を受けた米金利上昇が続く限りドル円は下げ渋りやすいものの、162円台後半から163円台では日本当局による為替介入への警戒感も強まりやすい。節目価格付近では、ストップロスを巻き込んだ急な値動きにも注意したい。

本日の指標は、17:30に香港6月消費者物価指数(CPI)、18:00にユーロ圏7月ZEW景況調査とドイツ7月ZEW景況調査(期待指数)が予定されている。特にドイツZEW景況調査は、期待指数が前回の10.5から改善すると見込まれており、欧州景気への見方を確認する材料となりそうだ。ユーロ圏ZEW景況調査も前回の9.5から改善方向が意識されており、結果が強ければユーロの下支えにつながる可能性がある。一方、本日は米国の主要指標が限られるため、NY時間は中東情勢や原油価格、米金利の動きがドル円の方向感を左右しやすい。欧州時間はZEW景況調査を受けたユーロの反応、NY時間はドル円が162円台半ばを維持できるかを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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