ドル円162円台、米CPIとFRB議長証言で方向感探る

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2026.07.14

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ドル円162円台、米CPIとFRB議長証言で方向感探る

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ドル円162円台、米CPIとFRB議長証言で方向感探る
本日のポイント
  1. 1 米国6月消費者物価指数(CPI)
  2. 2 ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言

前日のNY市場は、中東情勢の緊張再燃と原油高を受けて、株式市場では主要指数がそろって下落した。ダウ平均は0.26%安、S&P500は0.79%安、ナスダック総合指数は1.55%安となり、AI関連株や半導体株への売りが重しとなった。一方、原油市場ではホルムズ海峡を巡る警戒感から北海ブレントが大きく上昇し、エネルギー価格の上昇を通じたインフレ再燃懸念が意識された。米金利には上昇圧力がかかり、為替市場ではドル円が底堅く推移した。ドル円は本日アジア時間に162円台前半から半ばで推移し、円は40年ぶり安値圏にとどまっている。全体としては、米CPIとFRB議長証言を前に、株式市場ではリスク回避が強まる一方、原油高と米金利上昇がドル円を下支えするNY市場だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で162円台前半から半ばに位置しており、今回は162.50円前後を上抜けられるかが焦点となりやすい。上値では162.50円から162.80円付近が直近レジスタンスとして意識されやすく、米CPIが市場予想を上回れば、163.00円付近まで上値を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では162.00円から161.80円付近が目先のサポートとなり、ここを割り込むと161.50円付近まで下値を探る動きが強まる可能性がある。もっとも、162円台後半から163円台にかけては日本当局による為替介入への警戒感が強まりやすい水準でもある。CPI発表後は米金利とドル円が同時に振れやすく、節目価格付近ではストップロスを巻き込んだ急変動にも注意したい。

本日の指標は、13:30に日本5月鉱工業生産・確報値と設備稼働率、15:00にドイツ6月卸売物価指数(WPI)、15:30にスイス6月生産者輸入価格、17:45にベイリー英中銀(BOE)総裁発言、21:30に米国6月消費者物価指数(CPI)と米国6月消費者物価指数(CPIコア指数)、23:00にウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言、29:00に米国5月対米証券投資が予定されている。特に米CPIは、前年比3.8%、前月比-0.1%、コア指数は前年比2.8%、前月比0.2%が見込まれており、原油高によるインフレ再燃懸念が強まるなかで米金利とドル円の方向感を左右しやすい。ウォーシュFRB議長の議会証言では、インフレや今後の金融政策運営に関する発言が注目される。NY時間は米CPIとFRB議長証言を受けて、ドル円が162円台を維持できるかを見極めたい。

    高橋 直人
    高橋 直人

    著者:高橋 直人

    著者:高橋 直人

    外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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