ドル円163円台、原油高と円安警戒が続く

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2026.07.22

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ドル円163円台、原油高と円安警戒が続く

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ドル円163円台、原油高と円安警戒が続く
本日のポイント
  1. 1 南アフリカ6月消費者物価指数(CPI)
  2. 2 南アフリカ5月小売売上高

前日のNY市場は、半導体株への買い戻しを背景に、株式市場では主要指数がそろって上昇した。S&P500は0.9%高、ダウ平均は0.7%高、ナスダック総合指数は1.3%高となり、AI関連株の反発が相場を支えた。一方、原油市場では中東情勢への警戒感から北海ブレントがNY時間から本日アジア時間にかけて92ドル台まで上昇し、インフレ再燃への警戒が改めて意識された。米10年債利回りは4.64%付近まで上昇し、為替市場では米ドル買いが優勢となった。ドル円は一時163.24円まで上昇し、1986年以来の円安水準を付けたことで、日本当局による為替介入への警戒感も一段と強まっている。全体としては、株式市場では半導体株主導のリスク選好が戻る一方、原油高と米金利上昇がドル円を押し上げ、円安警戒が強く意識されるNY市場だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で163円台前半に位置しており、今回は163.00円を維持できるかが焦点となりやすい。上値では163.20円から163.50円付近が直近レジスタンスとして意識されやすく、ここを明確に上抜けると164.00円付近まで上値を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では163.00円から162.80円付近が目先のサポートとなり、ここを割り込むと162.50円、さらに162.00円付近まで下値を探る動きが強まる可能性がある。原油高と米金利上昇が続く限りドル円は底堅く推移しやすいものの、163円台では為替介入への警戒感がこれまで以上に強まりやすい。節目価格付近では、上値追いと介入警戒が交錯し、ストップロスを巻き込んだ急な値動きにも注意したい。

本日の指標は、17:00に南アフリカ6月消費者物価指数(CPI)、20:00に米国MBA住宅ローン申請指数と南アフリカ5月小売売上高が予定されている。特に南アフリカCPIは、前月比0.5%、前年比4.7%が見込まれており、前回からインフレ率が上向くかが焦点となる。南アフリカ小売売上高は前年比1.9%が見込まれており、個人消費の底堅さを確認する材料となりそうだ。一方、米国の主要指標は限られるため、NY時間は中東情勢や原油価格、米金利の動きがドル円の方向感を左右しやすい。南アフリカ指標を受けたランドの反応とあわせて、ドル円が163円台を維持できるかを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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