2026.09.14
11日のNY市場は、米株が反発する一方、米金融引き締め観測が一段と強まる展開となった。8月米CPIは前月比0.4%、前年比3.4%となり、今週のFOMCで25bpの利上げを見込む確率は約87%へ上昇した。米10年債利回りはCPI発表後に一時5%近辺まで上昇したものの、その後は4.93%付近へ低下。ダウ平均は0.98%、S&P500は0.86%、ナスダック総合は0.96%それぞれ上昇した。原油価格も高値から下落していたが、週明けは中東での攻撃を受けてブレント原油が106ドル台へ再上昇しており、インフレと金利への警戒は維持されている。
テクニカル的に見ると、ドル円は足元で154円付近を中心とした値動きとなっている。先週付けた152.89円が直近の重要な下値として意識される一方、上方向では154円台後半から155円の節目が抵抗となりやすい。155円を明確に上抜ければ上値を試す動きが強まる可能性があるが、153円を割り込む場合は152.89円を再び試す展開にも注意したい。今週はFOMCと日銀会合という重要イベントが控えており、ポジション調整によって節目付近で値動きが急拡大する可能性にも警戒したい。
本日の指標は、13:30に日本7月鉱工業生産・確報値と設備稼働率が発表され、鉱工業生産は前月比-0.2%、前年同月比3.9%、設備稼働率は前月比0.5%となった。21:30にはカナダ8月CPIと7月製造業出荷が予定され、CPIは前月比0.0%、前年比3.0%が市場予想となっている。24:15にはラガルドECB総裁の発言も控える。本日は米国の大型指標がないため、カナダCPIやECB総裁発言に加え、中東情勢と原油価格の変化にも注意したい。
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