2026.06.22
前営業日のNY市場は、米国株式市場がJuneteenthの祝日で休場だったため手掛かりが限られるなか、為替と商品市場では中東情勢の緊張緩和期待が意識された。米国とイランの協議進展を受けて供給不安が後退し、原油市場では北海ブレントが79ドル台まで下落した。一方、米金利の先高観は残り、米ドル指数は100台後半で底堅く推移した。為替市場では安全資産としての米ドル需要が一服する場面もあったが、円は対ドルで161円台半ばまで下落し、日本当局による為替介入への警戒が続いている。全体としては、米国休場で取引材料が限られるなか、地政学リスク後退による原油安と米ドルの底堅さが並び、ドル円では円安警戒が残るNY市場だったといえそうだ。
テクニカル的に見ると、ドル円は足元で161円台前半から半ばに位置しており、上値では161.50円から162.00円付近が直近レジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると、162.50円付近まで上値を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では161.00円前後が目先のサポートとなり、ここを割り込むと160.50円、さらに160.00円付近まで下値を探る可能性がある。今回はレジスタンス突破型の見方が当てはまりやすく、米ドルの底堅さが続けば161円台後半を試す展開となりやすい。ただし、161円台半ばでは為替介入への警戒や利益確定売りも出やすく、節目価格付近ではストップロスを巻き込みながら値動きが荒くなる場面に注意したい。
本日の指標は、21:30にカナダ5月消費者物価指数(CPI)、22:00にラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の発言、23:00にユーロ圏6月消費者信頼感(速報値)が予定されている。カナダ5月CPIは前月比0.8%、前年比3.0%が予想されており、前回から物価上昇率が加速するかがカナダドル相場の材料となりそうだ。ユーロ圏6月消費者信頼感は-17.8と前回の-19.0から小幅改善が見込まれており、景況感の持ち直しが確認されるかに注目したい。NY時間は米国の主要指標が限られるため、カナダCPIやラガルドECB総裁発言を受けた欧州通貨・資源国通貨の反応を確認しながら、ドル円が161円台を維持できるのか、それとも介入警戒を背景に160円台へ押し戻されるのかを見極めたい。
新規口座開設で
18,000円プレゼント!