欧米PMI控えドル円は161円台後半、円安警戒続くか

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2026.06.23

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欧米PMI控えドル円は161円台後半、円安警戒続くか

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欧米PMI控えドル円は161円台後半、円安警戒続くか
本日のポイント
  1. 1 ユーロ圏6月購買担当者景気指数(PMI、速報値)
  2. 2 米国6月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)

前日のNY市場は、米金利の先高観とハイテク株の調整が意識されるなか、株式市場では主要指数がまちまちとなった。ダウ平均は小幅に上昇した一方、S&P500とナスダックは大型テクノロジー株の下落が重しとなり、上値の重い展開となった。米10年債利回りは高止まりし、為替市場では年内の米利上げ観測を背景に米ドルが底堅く推移した。原油市場では、米国とイランの交渉進展を受けて供給不安が後退し、北海ブレントは77ドル台まで下落した。ドル円は一時161円台後半まで上昇し、1980年代以来の円安水準が意識されるなか、日本当局による為替介入への警戒も続いている。全体としては、原油安がインフレ懸念を和らげる一方、米金利高とドル高が円売りを促す、やや方向感の分かれたNY市場だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で161円台半ばから後半に位置しており、上値では161.90円から162.00円付近が直近レジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると、162.50円付近まで上値を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では161.30円前後が目先のサポートとなり、ここを割り込むと161.00円、さらに160.50円付近まで下値を探る可能性がある。今回はサポート維持型の見方が当てはまりやすく、161円台を維持できる限り、米ドル高を背景に上値を試す流れが残りやすい。ただし、162円の節目を前に為替介入への警戒感が強まりやすく、上抜け時にはストップロスを巻き込んで値動きが強まる一方、介入警戒や利益確定売りで急速に押し戻される展開にも注意したい。

本日の指標は、14:00にシンガポール5月消費者物価指数(CPI)、15:45にフランス6月企業景況感指数、16:15にフランス6月製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)、16:30にドイツ6月製造業・サービス部門PMI(速報値)、17:00にユーロ圏6月製造業・サービス部門PMI(速報値)と南アフリカ4-6月期BER消費者信頼感指数、17:30に英国6月製造業・サービス部門PMI(速報値)と香港5月消費者物価指数(CPI)、22:45に米国6月製造業・サービス部門・総合PMI(速報値)、23:00に米国6月リッチモンド連銀製造業指数が予定されている。ユーロ圏PMIは製造業が51.6、サービス部門が48.5と見込まれており、景況感の強弱がユーロ相場の手掛かりとなりそうだ。米国PMIは製造業54.6と見込まれており、サービス部門が51.0、総合が52.1と予想されており、米景気の底堅さが確認されれば米金利とドル円を支える可能性がある。欧州時間からNY時間にかけてPMIが相次ぐため、景況感の強弱を受けた米金利とドル指数の反応を確認しながら、ドル円が162円の節目を試すのか、それとも介入警戒を背景に161円台前半へ押し戻されるのかを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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