BOEと米景況指数で160円台攻防か

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2026.06.18

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BOEと米景況指数で160円台攻防か

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BOEと米景況指数で160円台攻防か
本日のポイント
  1. 1 英中銀(BOE)政策金利
  2. 2 米国6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

前日のNY市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が3.50〜3.75%に据え置かれた一方、年内の利上げ観測が強まり、株式市場では主要指数が下落した。ダウ平均は0.98%安、S&P500は1.21%安、ナスダックは1.34%安となり、米金利上昇への警戒がハイテク株や住宅関連株の重しとなった。米10年債利回りは上昇し、為替市場では米ドル買いが優勢となった。原油市場では、米国とイランの合意を巡る不透明感から前日のNY時間に下げ渋る場面もあったが、本日アジア時間には暫定合意の署名を受けて供給不安が後退し、北海ブレントは再び下落基調を強めている。ドル円は160円台後半まで上昇する場面があり、日本当局による為替介入への警戒も再び意識された。全体としては、FOMC後の米金利高・ドル高が主導し、株安と円安が同時に進む神経質なNY市場だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で160円台半ばから後半に位置しており、上値では160.80円から161.00円付近が直近レジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると、161.50円付近まで上値を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では160.30円前後が目先のサポートとなり、ここを割り込むと160.00円、さらに159.70円付近まで下値を探る可能性がある。今回はレジスタンス突破型の見方が当てはまりやすく、FOMC後のドル買いが続くか、それとも介入警戒や利益確定売りで上値を抑えられるかを確認したい。米景況指数や新規失業保険申請件数が強い内容となれば米金利上昇を通じてドル円の上抜けを試す可能性がある一方、弱い結果となれば160円台前半まで調整が入りやすい。161円の節目付近ではストップロスと介入警戒が交錯し、値動きが荒くなる場面に注意したい。

本日の指標は、16:30にスイス国立銀行(SNB)政策金利、17:00にユーロ圏4月経常収支、18:00にユーロ圏4月建設支出、20:00に英中銀(BOE)政策金利と英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨、21:30に米国前週分新規失業保険申請件数、米国前週分失業保険継続受給者数、米国6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、カナダ5月鉱工業製品価格、カナダ5月原料価格指数、23:00に米国5月景気先行指標総合指数、29:00に米国4月対米証券投資が予定されている。BOEは政策金利を3.75%で据え置く見通しで、声明文や議事要旨からインフレへの警戒姿勢がどの程度残るかがポンド相場の材料となりそうだ。米国では新規失業保険申請件数が22.5万件、フィラデルフィア連銀製造業景気指数が10.0と見込まれており、FOMC後の米金利・ドル高を後押しする内容となるかが焦点となる。NY時間は米雇用関連指標と製造業指標を受けた米金利の反応を確認しながら、ドル円が161円の節目を試すのか、それとも介入警戒を背景に160円台前半へ押し戻されるのかを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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