2026.06.17
前日のNY市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて様子見姿勢が強まるなか、株式市場では主要指数がまちまちの展開となった。ダウ平均は最高値圏を維持した一方、半導体株への売りが重しとなり、S&P500とナスダックは上値の重い推移となった。原油市場では、米国とイランの合意に伴う供給増加期待から北海ブレントが80ドルを下回る水準まで下落し、インフレ警戒の後退を通じて米10年債利回りには低下圧力がかかった。為替市場では安全資産としての米ドル需要がやや後退し、ドル指数は軟調に推移したが、ドル円は160円台前半で下げ渋った。全体としては、原油安によるインフレ懸念の緩和とFOMC待ちが交錯し、リスク選好は保たれつつも、ドル円では160円台での介入警戒が残るNY市場だったといえそうだ。
テクニカル的に見ると、ドル円は足元で160円台前半に位置しており、160.00円の節目を維持できるかが目先の焦点となる。上値では160.50円前後が直近レジスタンスとして意識されやすく、ここを明確に上抜けると160.80円、さらに161.00円台を試す展開となるかに注目したい。一方、下値では159.80円から159.50円付近がサポートとして意識されやすく、この水準を割り込むと159.00円台前半まで下値を探る動きが強まる可能性がある。今回は節目を巡る攻防の展開となりやすく、米ドル全体の軟化が上値を抑える一方、FOMCを控えたポジション調整や日米金利差を意識した買いも入りやすい。米小売売上高やFOMC後のウォーシュFRB議長会見を受けて米金利が大きく振れれば、160円付近でストップロスと利益確定が交錯し、値動きが荒くなる場面に注意したい。
本日の指標は、15:00に英国5月消費者物価指数(CPI)、英国5月小売物価指数(RPI)、17:00に南アフリカ5月消費者物価指数(CPI)、18:00にユーロ圏5月消費者物価指数(HICP、改定値)、20:00に米国MBA住宅ローン申請指数、21:30に米国5月小売売上高、23:00に米国5月住宅販売保留指数と米国4月企業在庫、27:00に米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後政策金利発表、27:30にウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の定例記者会見が予定されている。米国5月小売売上高は前月比0.5%、自動車を除く小売売上高は前月比0.6%が見込まれており、米消費の底堅さを確認する材料となる。FOMCでは政策金利が3.50〜3.75%で据え置かれる見通しで、声明文や経済見通し、ウォーシュFRB議長の発言を通じて、年内の政策金利見通しがどのように変化するかが焦点だ。NY時間は米小売売上高とFOMCを受けた米金利・ドルの反応を確認しながら、ドル円が160円台を維持できるのか、それとも159円台へ押し戻されるのかを見極めたい。
新規口座開設で
18,000円プレゼント!