英GDPと米消費者心理でドル円160円台の方向感を探る

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2026.06.12

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英GDPと米消費者心理でドル円160円台の方向感を探る

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英GDPと米消費者心理でドル円160円台の方向感を探る
本日のポイント
  1. 1 英国4月月次国内総生産(GDP)
  2. 2 米国6月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値

前日のNY市場は、米国とイランを巡る緊張緩和期待が広がり、株式市場では主要3指数が大きく上昇した。ダウ平均は1.86%高、S&P500は1.75%高、ナスダックは2.54%高となり、半導体・ハイテク株の反発もリスク選好を支えた。米10年債利回りは中東情勢への警戒後退に加え、米PPIの内訳を受けて過度なインフレ警戒が和らぎ、低下した。原油市場では供給不安の後退から北海ブレントが89ドル台まで下落した。為替市場では安全資産としての米ドル需要がやや後退したものの、ドル円は160円前後で下値の堅い推移となった。全体としては、地政学リスクの緩和を手掛かりに株高・原油安・米金利低下が並び、リスクオン寄りのNY市場だったと言えそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で160円前後に位置しており、160.00円付近を維持できるかが目先の焦点となる。上値では160.50円前後が直近レジスタンスとして意識されやすく、ここを明確に上抜けると160.80円、さらに161.00円台を試す展開となるかに注目したい。一方、下値では159.70円から159.50円付近がサポートとして意識されやすく、この水準を割り込むと159.00円台前半まで下値を探る動きが強まる可能性がある。今回はサポート維持型の見方が当てはまりやすく、米金利低下でドルの上値が抑えられる一方、160円前後では押し目買いと為替介入警戒が交錯しやすい。週末を前に、160円の節目付近ではストップロスと利益確定を巻き込み、値動きが荒くなる場面に注意したい。

本日の指標は、15:00に英国4月月次国内総生産(GDP)、英国4月鉱工業生産、英国4月製造業生産指数、ドイツ5月消費者物価指数(CPI、改定値)、英国4月貿易収支、15:45にフランス5月消費者物価指数(CPI、改定値)、16:00にトルコ4月経常収支、23:00に米国6月ミシガン大学消費者態度指数・速報値が予定されている。英国4月GDPは前月比-0.1%が見込まれており、前回の0.3%から減速するかがポンド相場の材料となりそうだ。米ミシガン大学消費者信頼感指数は46.0と前回の44.8から小幅改善が見込まれており、米消費者心理と期待インフレの行方を確認する材料となる。NY時間は米消費者心理を受けた米金利とドルの反応を確認しながら、ドル円が160円台を維持できるのか、それとも週末を前に159円台へ押し戻されるのかを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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