米雇用統計でドル円は160円台定着を試すか

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2026.06.05

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米雇用統計でドル円は160円台定着を試すか

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米雇用統計でドル円は160円台定着を試すか
本日のポイント
  1. 1 米国5月非農業部門雇用者数
  2. 2 米国5月失業率

前日のNY市場は、中東情勢を巡る警戒感が続くなか、AI関連株への過熱感も意識され、株式市場では主要指数が上値の重い展開となった。米10年債利回りは米雇用統計を控えて方向感を探る展開となり、原油市場では供給不安が意識され、北海ブレントは90ドル台半ばで推移した。為替市場では地政学リスクを背景に安全資産としての米ドル需要が意識され、ドル円は159円台後半から160円近辺で推移した。日本当局による為替介入への警戒も残っており、全体としては、株安・原油高・ドル高が並行するなか、米雇用統計を前に神経質なNY市場だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で159円台後半から160円近辺に位置しており、上値では160.00円前後が直近レジスタンスとして強く意識されやすい。ここを明確に上抜けると160.50円付近、さらに161.00円台を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では159.50円前後が目先のサポートとなり、ここを割り込むと159.00円、さらに158.50円付近まで下値を探る可能性がある。今回は節目の攻防となりやすく、160円台では介入警戒や利益確定売りが出やすい。米雇用統計が市場予想を上回れば米金利とドルの上昇を通じて160円台定着を試す展開となりやすく、反対に下振れれば159円台へ押し戻される可能性に注意したい。

本日の指標は、18:00にユーロ圏1-3月期域内総生産(GDP、確定値)、21:30に米国5月非農業部門雇用者数、米国5月失業率、米国5月平均時給、カナダ5月新規雇用者数、カナダ5月失業率、27:00にベイリー英中銀(BOE)総裁の発言、28:00に米国4月消費者信用残高が予定されている。米非農業部門雇用者数は8.5万人増、失業率は4.3%、平均時給は前月比0.3%が見込まれており、米労働市場の減速度合いと賃金インフレの行方を確認する重要材料となる。週末を前に、NY時間は米雇用統計を受けた米金利とドルの反応を確認しながら、ドル円が160円の節目を明確に上抜けるのか、それとも介入警戒を背景に上値を抑えられるのかを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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