160円手前のドル円、ユーロ圏HICPと米JOLTSで節目攻防か

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2026.06.02

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160円手前のドル円、ユーロ圏HICPと米JOLTSで節目攻防か

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160円手前のドル円、ユーロ圏HICPと米JOLTSで節目攻防か
本日のポイント
  1. 1 ユーロ圏5月消費者物価指数(HICP、速報値)
  2. 2 米国4月雇用動態調査(JOLTS)求人件数

前日のNY市場は、米国5月ISM製造業景況指数が53.2と市場予想を小幅に上回り、米製造業の底堅さが意識された一方、中東情勢を巡る不透明感も残る展開となった。株式市場では主要指数が高値圏で推移したものの、買い一辺倒とはなりにくく、方向感は限られた。原油市場ではホルムズ海峡を巡る供給不安が意識され、エネルギー価格を通じたインフレ警戒も残っている。為替市場では米ドルが底堅く推移し、ドル円は159円近辺から159円台前半で推移した。全体としては、米製造業指標の改善が景気への安心感を支える一方、原油高とインフレ懸念、160円の節目を前にした為替介入警戒が交錯するNY市場だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で159円台前半に位置しており、上値では159.50円から159.80円付近が直近レジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると160.00円の節目を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では159.00円前後が目先のサポートとなり、ここを割り込むと158.50円、さらに158.00円付近まで下値を探る可能性がある。今回は節目攻防型の見方が当てはまりやすく、160円手前では介入警戒や利益確定売りが強まりやすい。ユーロ圏HICPや米JOLTSを受けて欧米金利が動く場合は、節目価格付近でストップロスを巻き込みながら値動きが速まる場面に注意したい。

本日の指標は、18:00にユーロ圏5月消費者物価指数(HICP、速報値)とユーロ圏5月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)、23:00に米国4月雇用動態調査(JOLTS)求人件数、同じく23:00にベイリー英中銀(BOE)総裁の発言が予定されている。ユーロ圏HICPは前年比3.2%、HICPコア指数は前年比2.4%が見込まれており、欧州のインフレ圧力を確認する材料となる。米JOLTS求人件数は686.5万件が見込まれており、米労働市場の過熱感を測るうえで注目される。NY時間は米雇用関連指標を受けた米金利とドルの反応を確認しながら、ドル円が160円の節目を試すのか、それとも介入警戒を背景に上値を抑えられるのかを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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