2026.06.01
前営業日のNY市場は、米国とイランを巡る停戦延長への期待を背景にリスク選好が続き、株式市場では主要指数が上昇した。S&P500種、ダウ平均、ナスダック総合はいずれも上昇し、主要指数は高値圏を維持した。前週末は米10年債利回りの低下も株式市場を支えたが、週明けは中東情勢の緊張再燃を受けて原油価格が反発し、インフレ警戒が再び意識されやすい地合いとなっている。為替市場では米ドルが底堅く、ドル円は159円台前半から半ばで推移した。全体としては、株高基調が続く一方、原油反発と米金利の動向をにらみながら、米ISM製造業景況指数を前に方向感を探るNY市場だったといえそうだ。
テクニカル的に見ると、ドル円は足元で159円台前半から半ばに位置しており、上値では159.50円から159.80円付近が直近レジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると160.00円の節目を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では159.00円前後が目先のサポートとなり、ここを割り込むと158.50円、さらに158.00円付近まで下値を探る可能性がある。今回はレンジ継続型の見方が当てはまりやすく、159円台では為替介入警戒や利益確定売りも意識されやすい。米ISM製造業景況指数が市場予想を上回れば米金利とドルの上昇を通じて160円方向への思惑が強まりやすく、反対に下振れれば159円台を維持できるかが焦点となる。
本日の指標は、16:00にトルコ1-3月期GDP、16:30にスイス5月製造業PMI、16:50にフランス5月製造業PMI改定値、16:55にドイツ5月製造業PMI改定値、17:00にユーロ圏5月製造業PMI改定値、17:30に英国5月製造業PMI改定値、18:00にユーロ圏4月失業率、22:45に米国5月製造業PMI改定値、23:00に米国5月ISM製造業景況指数と4月建設支出が予定されている。米ISM製造業景況指数は53.1、米製造業PMI改定値は55.3が見込まれており、米製造業の底堅さを確認する材料となる。NY時間は米製造業指標を受けた米金利とドルの反応を確認しながら、ドル円が160円の節目を試すのか、それとも159円台で上値を抑えられるのかを見極めたい。
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