2026.05.28
前日のNY市場は、企業決算への期待や消費関連株の上昇を背景に、株式市場では主要指数が小幅に上昇した。S&P500種は7,520.36で小幅高、ダウ平均は50,644.28で0.4%高、ナスダック総合は26,674.73で0.1%高となり、主要指数は高値圏を維持した。一方、原油価格は一時下落したものの、その後は中東情勢を巡る緊張再燃を受けて反発し、北海ブレントは96ドル台から97ドル台で推移している。米10年債利回りは4.5%台前半を中心に推移し、インフレ警戒と米金融政策への思惑が残るなか、為替市場では米ドルが底堅く、ドル円は159円台半ば付近まで円安方向に振れた。全体としては、株式市場の底堅さと地政学リスクによる原油高・ドル高が並行し、米PCEを前に神経質なNY市場だったといえそうだ。
テクニカル的に見ると、ドル円は足元で159円台半ばに位置しており、上値では159.60円から159.80円付近が直近レジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると160.00円の節目を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では159.00円前後が最初のサポートとなり、ここを割り込むと158.50円、さらに158.00円付近まで下値を探る可能性がある。今回は節目攻防型の見方が当てはまりやすく、160円手前では為替介入警戒や利益確定売りが強まりやすい。米PCEやGDP改定値を受けて米金利とドルが再び上向く場合は、ストップロスを巻き込みながら値動きが速まる場面に注意したい。
本日の指標は、16:10にラガルドECB総裁の発言、20:30に欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨、21:30に米国4月個人消費支出(PCEデフレーター)、米国1-3月期実質国内総生産(GDP、改定値)、米国4月個人所得、前週分新規失業保険申請件数、22:00に南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利、23:00に米国4月新築住宅販売件数が予定されている。米PCEデフレーターは前年比3.8%、コアPCEデフレーターは前年比3.3%が見込まれており、インフレ圧力の強さを確認する材料となる。NY時間はPCEとGDP改定値を受けた米金利とドルの反応を確認しながら、ドル円が160円の節目を試すのか、それとも介入警戒を背景に上値を抑えられるのかを見極めたい。
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