2026.05.26
前日のNY市場は、米国がメモリアルデーで休場となり、株式・債券市場の取引が限られるなか、為替市場では中東情勢を巡る思惑が引き続き材料となった。米国とイランを巡る協議進展への期待からリスク警戒はいったん和らいだものの、新たな軍事行動を受けて原油価格は下げ渋り、北海ブレントは98ドル台で推移した。米ドルはリスク選好の流れを受けて上値が重く、ドル円は158円台後半から159円近辺で推移した。全体としては、米国休場による薄商いのなかで方向感は出にくく、中東情勢と原油価格をにらみながら、週明けのポジション調整が中心となる市場だったといえそうだ。
テクニカル的に見ると、ドル円は足元で159円近辺に位置しており、上値では159.20円から159.50円付近が直近レジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると160.00円の節目を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では158.50円前後が最初のサポートとなり、ここを割り込むと158.00円、さらに157.50円付近まで下値を探る可能性がある。今回はレンジ継続型の見方が当てはまりやすく、159円台では為替介入警戒や利益確定売りも意識されやすい。米住宅価格や消費者信頼感指数を受けて米金利とドルが動く場合は、休場明けの取引再開も重なり、節目価格付近で値動きが荒くなる可能性がある。
本日の指標は、22:00に米国3月ケース・シラー住宅価格指数と米国3月住宅価格指数、23:00に米国5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)が予定されている。ケース・シラー住宅価格指数は前年比1.0%、米住宅価格指数は前月比0.1%、コンファレンス・ボード消費者信頼感指数は92.0が見込まれており、米住宅市場と個人消費の温度感を確認する材料となる。NY時間は休場明けの米市場で金利とドルがどの程度反応するかを確認しながら、ドル円が159円台を維持して160円方向を試せるのか、それとも上値を抑えられるのかを見極めたい。
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