2026.05.22
前日のNY市場は、米経済指標の底堅さと中東情勢を巡る思惑が交錯するなか、株式市場では主要指数が小幅に上昇した。ダウ平均は0.55%高、S&P500種は0.17%高、ナスダック総合は0.09%高となり、方向感は限られながらも買いがやや優勢だった。米新規失業保険申請件数の減少や製造業関連指標の改善を受け、米景気の底堅さが意識され、ドルは6週間ぶり高値圏で推移した。一方、原油市場は米国とイランを巡る協議への見方に左右され、上下に振れやすい展開となった。為替市場では、ドル買い地合いが続くなかで円は対ドルで159円近辺まで弱含み、全体としては、株式市場の底堅さとドル高が並行する一方、原油動向と介入警戒も残るNY市場だったといえそうだ。
テクニカル的に見ると、ドル円は足元で159円近辺に位置しており、上値では159.20円から159.50円付近が直近レジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると160.00円の節目を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では158.50円前後が最初のサポートとなり、ここを割り込むと158.00円、さらに157.50円付近まで下値を探る可能性がある。今回は節目攻防型の見方が当てはまりやすく、159円台では利益確定売りや介入警戒も強まりやすい。米消費者心理や欧州指標の結果を受けて米欧金利が動く場合は、週末を前にポジション調整も重なり、節目価格付近で値動きが荒くなる場面に注意したい。
本日の指標は、15:00にドイツ1-3月期GDP改定値、英国4月小売売上高、17:00にドイツ5月IFO企業景況感指数、17:30にラガルドECB総裁の発言、21:30にカナダ3月小売売上高、23:00に米国5月ミシガン大学消費者態度指数・確報値が予定されている。ドイツIFO企業景況感指数は84.2、米ミシガン大学消費者態度指数は48.2が見込まれており、欧州景気と米消費者心理の温度感を確認する材料となる。週末を前に、NY時間は米消費者心理を受けた米金利とドルの反応を確認しながら、ドル円が159円台を維持して160円方向を試せるのか、それとも介入警戒や利益確定売りに上値を抑えられるのかを見極めたい。
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