159円近辺のドル円、米PMIと住宅指標で節目攻防が続くか

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2026.05.21

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159円近辺のドル円、米PMIと住宅指標で節目攻防が続くか

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159円近辺のドル円、米PMIと住宅指標で節目攻防が続くか
本日のポイント
  1. 1 米国5月PMI速報値
  2. 2 米国4月住宅着工件数

前日のNY市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では追加利上げに含みを残す内容が確認された一方、米長期金利は上昇一服となった。米国とイランを巡る協議進展への期待から原油価格が下落し、エネルギー価格を通じたインフレ警戒はいったん和らいだ。株式市場では半導体株を中心に買いが入り、S&P500種、ダウ平均、ナスダック総合はいずれも上昇した。為替市場では、米金利の高止まりがドルを支える一方、原油安によるリスク警戒の後退も意識され、ドル円は158円台後半から159円近辺で推移した。全体としては、原油安と米長期金利の上昇一服がリスク心理を下支えする一方、FOMC議事要旨を受けた米金融政策への警戒も残るNY市場だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で159円近辺に位置しており、上値では159.20円から159.50円付近が直近レジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると160.00円の節目を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では158.50円前後が最初のサポートとなり、ここを割り込むと158.00円、さらに157.50円付近まで下値を探る可能性がある。今回は節目攻防型の見方が当てはまりやすく、159円台では為替介入警戒や利益確定売りが意識されやすい。米PMIや住宅関連指標をきっかけに米金利とドルが再び上向く場合は、160円方向への思惑が強まり、ストップロスを巻き込みながら値動きが速まる場面に注意したい。

本日の指標は、16:15にフランス5月製造業・サービス部門PMI速報値、16:30にドイツ5月製造業・サービス部門PMI速報値、17:00にユーロ圏5月製造業・サービス部門PMI速報値、21:30に米国前週分新規失業保険申請件数、米国5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米国4月住宅着工件数と建設許可件数、22:45に米国5月製造業・サービス部門PMI速報値、24:00にベイリー英中銀(BOE)総裁の発言が予定されている。米PMIでは製造業が53.8、サービス部門が51.1、総合が51.6と見込まれており、米景気の底堅さを確認する材料となる。NY時間は雇用・製造業・住宅関連指標が重なるため、米金利とドルの反応を確認しながら、ドル円が159円台を維持して160円方向を試せるのか、それとも介入警戒を背景に上値を抑えられるのかを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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