158円台のドル円、米指標で上値定着探るか

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2026.05.15

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158円台のドル円、米指標で上値定着探るか

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158円台のドル円、米指標で上値定着探るか
本日のポイント
  1. 1 米国5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
  2. 2 米国4月鉱工業生産

前日のNY市場は、米小売売上高の伸びが前月から鈍化したものの、増加基調は維持された。一方、AI関連株への買いを背景に、株式市場ではリスク選好の動きが優勢となった。S&P500種とナスダック総合は最高値を更新し、ダウ平均も上昇した。米新規失業保険申請件数は予想をやや上回ったものの、労働市場の大きな悪化を示す内容ではなく、米10年債利回りは4.4%台半ばで推移した。原油市場では中東情勢を巡る供給不安が残るなか、北海ブレントは100ドル台での値動きが続いた。為替市場では、米利下げ観測の後退がドルを下支えし、ドル円は158円台前半から半ばへ上昇した。全体としては、株高とドル高が並行する一方、原油高と為替介入警戒も残る神経質なNY市場だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で158円台前半から半ばに位置しており、上値では158.50円前後が目先のレジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると159.00円、さらに160.00円方向への戻りを試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では158.00円前後が最初のサポートとなり、ここを割り込むと157.50円、さらに157.00円付近まで下値を探る可能性がある。今回は節目攻防型の見方が当てはまりやすく、158円台では利益確定売りや介入警戒も意識されやすい。米製造業関連指標をきっかけに米金利とドルが再び上向く場合は、ストップロスを巻き込みながら値動きが速まる場面に注意したい。

本日の指標は、17:30に香港1-3月期GDP確定値、21:30に米国5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、22:15に米国4月鉱工業生産と4月設備稼働率が予定されている。ニューヨーク連銀製造業景気指数は前回11.0から7.5への低下、米鉱工業生産は前月比0.3%の増加、設備稼働率は75.8%が見込まれており、米製造業の勢いを確認する材料となる。週末を前に、NY時間は米製造業指標を受けた米金利とドルの反応を確認しながら、ドル円が158円台に定着できるのか、それとも介入警戒や利益確定売りに上値を抑えられるのかを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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