週明けの米ドル円の行方に注意か

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2025.10.31

週明けの米ドル円の行方に注意か

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週明けの米ドル円の行方に注意か
本日のポイント
  1. 1 米国のPCEデフレーター
  2. 2 米国の要人発言

前日のNY市場は、株安・金利高・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル買い・円売りの流れが継続。円全面安になったことでクロス円は軒並み堅調に推移しており、米ドル/円は154円台前半まで200pipsほど上昇する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの154.500付近を上抜けた場合は、155.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの153.500付近を下抜けた場合は、153.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、直近高値を上抜けて推移しているため、新たな材料が出るまでは下値の堅い展開となるだろう。

本日は、21時半に加・GDP、米・個人所得(米政府閉鎖の影響によって発表未定)、米・PCEデフレーター、米・第3四半期雇用コスト指数、23時半に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、25時に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、米・ハマック:クリーブランド連銀総裁の発言が予定されている。米国の重要経済指標を静観しつつ、週明けの米ドル/円の方向性に注目したい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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