株価変動による為替への影響に警戒か

前日のNY市場は、株高・金利高・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル買い・円買いの流れが継続。米ドルと円の相殺関係によって方向感に欠ける展開となり、米ドル/円は155.000を挟んでの揉み合いに終始する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの156.000付近を上抜けた場合は、156.500の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの155.000付近を下抜けた場合は、154.500の節目に向けた一段安が想定される。一方で、トランプ大統領の発言によって急変動する展開も想定されるため、ヘッドラインニュースによる急騰・急落に警戒したい。

本日は、24時に米・景気先行指数、24時05分に欧・ラガルドECB総裁の発言、27時に米・20年債入札が予定されている。各国の重要経済指標・要人発言を静観しつつ、米ドル/円の方向性に注目したい。また、米主要企業の第4四半期決算シーズンが本格化していくため、株価変動による為替への影響に警戒したい。

---