雇用統計後の米ドル/円の方向性を注視

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2025.06.06

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雇用統計後の米ドル/円の方向性を注視

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雇用統計後の米ドル/円の方向性を注視
本日のポイント
  1. 1 米国の雇用統計
  2. 2 カナダの失業率

前日のNY市場は、株安・金利高・原油高のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。円全面安になったことでクロス円は軒並み堅調に推移しており、米ドル/円は143円台後半でクローズする結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの144.000付近を上抜けた場合は、144.500に向けた一段高に、直近サポートラインの143.000付近を下抜けた場合は、142.500の節目に向けた一段安が想定される。一方で、相互関税に関する報道によって荒い値動きとなる可能性があるため、ヘッドラインニュースによる急変動に警戒したい。

本日は、21時半に加・失業率、米・雇用統計(非農業部門雇用者数・平均時給・失業率など)が予定されている。今週に発表された雇用統計の先行指標は予想を下回るものが多く、サプライズがあった場合は大きく動く可能性があるため、雇用統計の結果を静観しつつ、週末クローズに向けた米ドル/円の方向性に注目したい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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