2026.10.21
前日のNY市場は、米企業決算が投資家心理を支える中、NYダウが1.02%高、S&P500が0.28%高となった。一方、ナスダック総合は0.02%安と小幅に下落し、AI関連企業の資金調達や投資負担への警戒が残った。原油は中東の供給不安で日中に上昇した後、外交交渉への期待などを背景に反落。米10年債利回りも5.12%付近に低下し、ドル売りが優勢となった。日本の20年国債入札で強い需要が確認されたことも円を支え、ドル円は158円台前半へ押し戻された。
テクニカル的に見ると、ドル円は20日の高値158.59円から安値157.81円まで約78銭の値幅で推移し、終値は158.16円付近となった。上値では158.60円近辺の直近高値を明確に超えられるかが焦点となり、突破した場合は159円の節目を試す展開が意識されそうだ。反対に157.80円付近を下抜けると、157.50円近辺が次の下値の目安になる可能性がある。足元は方向感が定まりにくく、前日レンジの内側では売買が交錯しやすい。指標前後の急変動には注意したい。
本日の指標は、15:00に英国9月CPIが発表され、前年比3.4%、コア前年比2.8%が予想される。17:00には南アフリカCPI、20:00には米MBA住宅ローン申請指数が続き、欧州時間では22:00にベイリー英中銀総裁が中央銀行の独立性をテーマに対談する。NY時間には23:30に米EIA週間石油在庫統計、25:00にラガルドECB総裁の対談が控える。英物価統計でポンドが大きく振れれば、ドル全体の値動きにも影響し得る。原油相場の再変動にも注意し、節目を巡る攻防を見極めたい。
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