2026.10.01
前日のNY市場は、米8月PCEデフレーターが前年比3.4%と市場予想3.7%を下回り、10月の追加利上げ確率が約37%まで低下した。一方、9月ADP雇用者数は9.0万人増と予想を上回り、4-6月期GDP確定値も年率2.2%へ上方修正された。米10年債利回りはインフレ鈍化にもかかわらず上昇を続け、本日は5.306%と2007年以来の高水準を更新。米株はS&P500とNYダウが下落する一方、NASDAQは小幅高となった。短期の利上げ観測が後退する一方で長期金利は上昇し、米ドルも買われるなど、NY市場では景気の底堅さと高金利への警戒が交錯した。
テクニカル的に見ると、ドル円は158.29円まで上昇し、心理的節目だった158.00円を上抜けている。今後は158円台を維持できるかが目先の焦点となり、158.00円をサポートとして定着できれば直近高値をさらに更新する動きが続くか確認したい。一方、158.00円を再び明確に割り込む場合は上抜けが定着せず、157円台後半へ押し戻される可能性も意識される。9月は円が対ドルで1.4%上昇しており、為替介入への警戒や日銀の追加利上げ観測も残るため、158円突破だけで上昇継続を判断せず、その後の値動きを確認する必要がある。
本日の指標は、15:30にスイス9月CPI、17:00にベイリー英中銀総裁の発言、18:00にユーロ圏8月失業率、21:30に米新規失業保険申請件数と継続受給者数、22:30にラガルドECB総裁の発言、22:45に米9月製造業PMI改定値、23:00に米9月ISM製造業景況指数と8月建設支出が予定されている。米新規失業保険申請件数は20.0万件、継続受給者数は172.5万人、ISMは55.0が予想される。雇用や景況感が強ければ米長期金利を通じてドル円の上昇を支える可能性がある一方、弱い結果なら158円台からの反落につながるか注目したい。
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