2026.09.09
前日のNY市場は、原油高を背景にインフレ警戒が強まり、リスク回避寄りの地合いとなった。ダウ平均は1.18%、S&P500は0.58%、ナスダック総合は0.32%それぞれ下落した。中東情勢の緊迫化を受け、ブレント原油は97.92ドル、WTI原油は93.03ドルまで上昇。米10年債利回りも4.8%近辺の高水準で推移した。為替では米利上げ観測が残る一方、日銀の追加利上げを見込んだ円買いが優勢となり、ドル円は一時152.89円まで下落した。株安・金利高・原油高が同時進行する中でも、円の強さが目立つ相場となった。
テクニカル的に見ると、ドル円は前日に154.45円から152.89円まで約1.56円下落し、153.45円付近で終了した。本日も153円台前半を中心に推移しており、152.89円付近を維持できるかが目先の焦点となる。この水準を明確に下抜ければ、心理的節目となる152.00円付近が次に意識されやすい。一方、反発局面では154.00円から前日高値154.45円付近が上値抵抗となる可能性がある。円ショートポジションの巻き戻しが相場を増幅しているため、152円台後半や154円付近ではストップロスを巻き込んだ急変動にも注意したい。
本日の指標は、10:30に中国8月CPIとPPIが発表され、CPIは前年比0.8%で市場予想通り、PPIは3.8%と予想の3.6%を上回った。今後は15:45にフランス7月鉱工業生産が発表され、市場予想は前月比0.2%。20:00には米MBA住宅ローン申請指数、21:00にはメキシコ8月CPIが予定され、前年比3.30%と前回3.12%からの上昇が予想されている。原油高や各国の物価指標を受けて米金利が一段と上昇するか、円買いの流れに変化が生じるか、欧州時間からNY時間にかけて見極めたい。
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