ドル円153円台の攻防、ECB・米PPIでレンジ突破となるか

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2026.09.10

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ドル円153円台の攻防、ECB・米PPIでレンジ突破となるか

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ドル円153円台の攻防、ECB・米PPIでレンジ突破となるか
本日のポイント
  1. 1 ECB政策金利・ラガルドECB総裁記者会見
  2. 2 米国8月生産者物価指数(PPI)

前日のNY市場は、中東情勢の緊迫化と原油高を背景にリスク回避寄りの地合いとなった。ブレント原油は3.4%高の101.21ドル、WTI原油は3.25%高の96.05ドルまで上昇し、インフレ懸念から米10年債利回りも4.84%近辺へ上昇した。株式市場ではダウ平均が0.77%、S&P500が0.48%、ナスダック総合が0.64%それぞれ下落した。一方、為替では米金利上昇にもかかわらずドル買いが限定的となり、日銀の追加利上げ観測や円ショートポジションの巻き戻しを背景に円は底堅く推移した。原油高・金利高・株安が並行するなかでも、ドル円は153円台を中心とした値動きとなった。

テクニカル的に見ると、ドル円は前日に152.95~153.83円の約0.88円幅で推移し、足元でも153円台を中心とした値動きが続いている。下方向では152.90~153.00円付近がサポートとして機能するかが焦点で、この水準を明確に割り込めば再び152円台前半を探る動きが強まる可能性がある。一方、上方向では前日高値153.83円と154.00円の節目を明確に上抜けられるかに注目したい。本日はECB会合と米PPIが近い時間帯に集中しているため、レンジ上下の節目ではストップロスを巻き込み、短時間で値幅が拡大する可能性にも注意したい。

本日の指標は、15:00にドイツ8月CPI改定値、16:00にトルコ7月鉱工業生産、18:00に南アフリカ4-6月期経常収支、20:00にトルコ中銀政策金利が予定されている。21:15にはECB政策金利、21:30には米国8月PPI・コアPPI、前週分の新規失業保険申請件数、21:45にはラガルドECB総裁の定例記者会見が続く。さらに23:00には米国8月中古住宅販売件数と7月卸売売上高も発表される。特にECBの利上げ後の政策姿勢と米PPIが今後の金利見通しをどの程度動かすか、欧州時間からNY時間にかけて注目したい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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