雇用統計の先行指数に注目か

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2025.11.05

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雇用統計の先行指数に注目か

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雇用統計の先行指数に注目か
本日のポイント
  1. 1 ADP雇用統計
  2. 2 ISM非製造業景況指数

前日のNY市場は、株安・金利安・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル買い・円買いの流れが継続。米ドル/円は一時的に154円台中盤まで上昇したものの、引けにかけては戻り売り優勢となり、153円台後半まで下落する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの154.000付近を上抜けた場合は、155.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの153.000付近を下抜けた場合は、152.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、上値重く下値の堅い流れが続いているため、新たな材料が出るまでは方向感に欠ける展開となるだろう。

本日は、22時15分に米・ADP雇用統計、24時に米・ISM非製造業景況指数、24時半に米・週間原油在庫、翌9時半に豪・貿易収支が予定されている。各国の重要経済指標を静観しつつ、米ドル/円の方向性に注目したい。また、米主要企業の第3四半期決算が控えているため、株価変動による為替への影響に警戒したい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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