ドル円は159円台半ば、ウォーシュ議長発言で週末の方向感を探る

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2026.08.28

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ドル円は159円台半ば、ウォーシュ議長発言で週末の方向感を探る

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ドル円は159円台半ば、ウォーシュ議長発言で週末の方向感を探る
本日のポイント
  1. 1 ウォーシュFRB議長発言
  2. 2 カナダ4-6月期GDP

前日のNY市場は、米主要株価指数がそろって上昇し、ダウ平均は0.20%高、S&P500は0.72%高、ナスダック総合は1.57%高で取引を終えた。NVIDIAの業績見通しを好感した買いが半導体・ハイテク株へ広がった一方、上昇は一部の大型テクノロジー株に集中し、全面的なリスクオンには傾かなかった。米10年債利回りは前日比約1.2ベーシスポイント高い4.676%付近へ上昇。中東情勢を巡る供給不安から、WTI原油は1.58%高の83.53ドル、北海ブレント原油は2.12%高の89.70ドルで終了した。米新規失業保険申請件数は20.3万件と予想20.8万件を下回り、労働市場の底堅さが意識されたものの、ウォーシュFRB議長の発言を控えて米ドルの上昇は限定的だった。27日のドル円は159.11~159.54円の約0.43円幅で推移し、NY時間は159円台前半から半ばでもみ合った。

テクニカル的に見ると、ドル円は28日の東京時間に159.56円まで上昇した後、159.40円台で推移している。前日から159.10~159.60円のレンジ内で値動きが続いており、週末を前にレンジ上限を突破できるかが焦点となる。上値では前日高値と本日高値が重なる159.50~159.60円がレジスタンスとして意識されやすく、この価格帯を明確に上抜けると159.80円から160.00円の節目を試す展開となるか。一方、159.30円を割り込んだ場合は159.10円から159.00円がサポート候補となり、159.00円を下抜けると158.80円付近へ下値を探る動きが強まる可能性がある。23:00の要人発言と週末を控えた持ち高調整が重なるため、レンジの上下ではストップロスを巻き込み、値動きが荒くなる可能性に注意したい。

本日の指標は、15:45に発表されたフランス7月消費支出が前月比0.5%と予想0.1%を上回り、フランス8月消費者物価指数・速報値は前月比0.7%と予想に一致し、前年同月比では2.4%と前回の2.1%から上昇した。EU基準の消費者物価指数も前年同月比2.7%となり、前回の2.4%から伸びが加速した。16:00に発表されたスイス8月KOF景気先行指数は106.7と予想103.0を上回った。今後は16:55にドイツ8月失業者数(予想4,800人増、前回6,000人増)と失業率(予想6.4%、前回6.4%)、18:00にユーロ圏8月経済信頼感(予想97.5、前回96.9)と消費者信頼感・確定値(予想マイナス15.5)が予定されている。21:30にはカナダ4-6月期GDP(前期比年率予想3.4%、前回マイナス0.1%)とカナダ6月GDP(前月比予想0.2%、前回0.3%、前年同月比予想2.0%、前回1.7%)が公表される。さらに、22:45に米8月シカゴ購買部協会景気指数(予想57.9、前回57.6)、23:00にウォーシュFRB議長の発言と米8月ミシガン大学消費者態度指数・確報値(予想51.0)が控える。米金融政策に関する発言を受けた米金利とドル円の反応に注目したい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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