ドル円158円台、米CPI前に上値を探る展開

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2026.08.10

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ドル円158円台、米CPI前に上値を探る展開

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ドル円158円台、米CPI前に上値を探る展開
本日のポイント
  1. 1 日本6月国際収支・貿易収支
  2. 2 ユーロ圏8月Sentix投資家信頼感指数

前営業日のNY市場は、弱い米雇用統計を受けて米利上げ観測が後退し、株式市場では主要指数がそろって上昇した。ダウ平均は0.28%高、S&P500は0.62%高、ナスダック総合指数は1.30%高となり、S&P500は過去最高値で取引を終えた。米7月非農業部門雇用者数は2.3万人減と市場予想の8.0万人増を大きく下回り、5月と6月分も合計10.3万人下方修正された。失業率は4.1%へ低下したものの、労働参加率の低下も背景にあり、労働市場の減速が意識された。米10年債利回りは低下し、米ドルも一時売られたが、週明けのアジア時間にはホルムズ海峡を巡る不透明感から原油価格が反発し、北海ブレントは84〜85ドル付近まで上昇している。為替市場では、ドル円が158円台前半から半ばで推移しており、弱い米雇用統計によるドル売り圧力と、原油高や日本の国際収支悪化が円の重しとして意識される市場環境だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で158円台前半から半ばに位置しており、今回は158.50円から159.00円付近を明確に上抜けられるかが焦点となりやすい。上値では159.00円付近が直近レジスタンスとして意識されやすく、ここを突破すると159.50円、さらに160.00円付近まで戻りを試す展開となるかが注目される。一方、下値では158.00円から157.50円付近が目先のサポートとなり、ここを割り込むと157.00円、さらに156.50円付近まで下値を探る動きが強まる可能性がある。米雇用統計の弱さを受けて米利上げ観測は後退したものの、原油高が再び意識されれば米インフレ警戒が残り、ドル売り一辺倒にはなりにくい。158円台後半では戻り売りと買い戻しが交錯しやすく、159円台を試す局面ではストップロスを巻き込んだ上振れと、介入警戒による急反落の双方に注意したい。

本日の指標は、08:50に日本6月国際収支・貿易収支、日本6月国際収支・経常収支、14:00に日本7月景気ウォッチャー調査・現状判断DIと先行き判断DI、16:00にトルコ6月鉱工業生産、17:30にユーロ圏8月Sentix投資家信頼感指数が予定されている。朝方に発表された日本の6月国際収支・貿易収支は1,352億円の赤字となり、経常収支も季調前で923億円の赤字と輸入コストや所得収支の変動が意識される内容となった。7月景気ウォッチャー調査では、現状判断DIが45.7、先行き判断DIが45.8となり、いずれも50を下回る水準にとどまっている。本日NY市場では主要指標が限られるため、週央の米CPIを控えた米金利と原油価格の反応を見ながら、ドル円が158円台を維持できるかを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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