ドル円162円前後、米ISMで休場明けの方向感を探る

glitch

2026.07.06

NEW

ドル円162円前後、米ISMで休場明けの方向感を探る

glitch glitch
ドル円162円前後、米ISMで休場明けの方向感を探る
本日のポイント
  1. 1 米国6月ISM非製造業景況指数(総合)
  2. 2 ユーロ圏5月小売売上高

3日のNY市場は、米国が独立記念日の振替休日で株式・債券市場ともに休場となり、主要株価指数や米10年債利回りに新たな方向感は出なかった。為替市場では、前週の弱い米雇用統計を受けた米利上げ観測の後退が意識され、米ドルは主要通貨に対して上値の重い推移となった。一方、ドル円は161円台後半から162円台前半で推移し、40年ぶり安値圏にある円を巡っては日本当局による為替介入警戒も残っている。商品市場では、OPECプラスの増産方針を受けて原油が軟調となり、北海ブレントは71ドル台後半まで下落した。金は前週の上昇後にやや上値が抑えられたものの、米利上げ観測後退が下支え材料として意識されている。全体としては、米国休場明けで本格的な売買再開を待ちながら、ドル安基調と円安・介入警戒が並ぶ市場環境だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で162円前後に位置しており、今回は161.50円から162.50円付近のレンジ継続型の見方が当てはまりやすい。上値では162.20円から162.50円付近が直近レジスタンスとして意識されやすく、ここを明確に上抜けると162.80円、さらに163.00円付近まで戻りを試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では161.80円から161.50円付近が目先のサポートとなり、ここを割り込むと161.00円付近まで下値を探る動きが強まる可能性がある。米雇用統計後のドル売りが続くか、休場明けの米指標でドル買いが戻るかによって方向感が変わりやすく、162円台半ばに接近する場面では介入警戒、161円台半ばを割り込む場面ではストップロスを巻き込んだ値動きに注意したい。

本日の指標は、17:30に英国6月建設業購買担当者景気指数(PMI)、18:00にユーロ圏5月生産者物価指数(PPI)とユーロ圏5月小売売上高、22:45に米国6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)と米国6月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)、23:00に米国6月ISM非製造業景況指数(総合)が予定されている。特に米ISM非製造業景況指数は、米雇用統計後の利上げ観測後退が続くなか、米景気の底堅さを確認する材料となりやすい。市場予想は54.1と前回の54.5から小幅低下が見込まれており、予想を上回ればドル買い戻しが入りやすい一方、弱い結果となればドル円は162円前後で上値の重さを意識しやすい。欧州時間はユーロ圏小売売上高、NY時間は米サービス関連指標を受けた米金利とドル円の反応を見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


期間
限定

新規口座開設で

18,000円プレゼント!