ドル円162円台、米貿易収支と介入警戒をにらむ展開

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2026.07.07

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ドル円162円台、米貿易収支と介入警戒をにらむ展開

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ドル円162円台、米貿易収支と介入警戒をにらむ展開
本日のポイント
  1. 1 米国5月貿易収支
  2. 2 ドイツ5月鉱工業生産

前日のNY市場は、半導体株やAI関連株への買い戻しを背景に、株式市場では主要指数がそろって上昇した。ダウ平均は0.29%高、S&P500は0.72%高、ナスダック総合指数は1.12%高となり、休場明けの米国市場ではリスク選好の流れがやや戻った。一方、米6月ISM非製造業景況指数は54.0と前月の54.5から低下し、サービス業の勢いにはやや鈍化傾向が見られた。米10年債利回りは小幅に低下し、米ドルは方向感に欠ける推移となったが、ドル円は162円台前半まで上昇し、円は40年ぶり安値圏で推移した。商品市場では、原油が72ドル台前半で上値の重い推移となり、金は前週の上昇後に利益確定売りが入りやすい展開となった。全体としては、米株高によるリスク選好と、円安進行による為替介入警戒が同時に意識されるNY市場だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で162円台前半に位置しており、今回は162.00円前後のサポートを維持できるかが焦点となりやすい。上値では162.50円付近が直近レジスタンスとして意識されやすく、ここを明確に上抜けると、前週に付けた162.80円台、さらに163.00円付近まで上値を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では162.00円から161.80円付近が目先のサポートとなり、ここを割り込むと161.50円付近まで下値を探る動きが強まる可能性がある。もっとも、162円台では日本当局による為替介入への警戒感が残りやすく、上値を追う局面では急な反落にも注意が必要だ。米貿易収支や米金利の反応を受けて、162円台前半で値固めできるかを見極めたい。

本日の指標は、14:00に日本5月景気先行指数(CI)速報値と日本5月景気一致指数(CI)速報値、15:00にドイツ5月鉱工業生産、15:45にフランス5月貿易収支、21:30に米国5月貿易収支とカナダ5月貿易収支、23:00にカナダ6月Ivey購買部協会指数が予定されている。特に米国5月貿易収支は、前回の559億ドルの赤字から785億ドルの赤字へ拡大が見込まれており、ドルの方向感を確認する材料となりそうだ。欧州時間はドイツ鉱工業生産を受けたユーロの反応、NY時間は米貿易収支とカナダ指標を受けたドル円・カナダドルの値動きを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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