ドル円162円台半ば、FOMC議事要旨を前に値動き荒くなるか

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2026.07.08

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ドル円162円台半ば、FOMC議事要旨を前に値動き荒くなるか

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ドル円162円台半ば、FOMC議事要旨を前に値動き荒くなるか
本日のポイント
  1. 1 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
  2. 2 米国5月卸売売上高

前日のNY市場は、中東情勢を巡る警戒感とAI関連株への売りが重しとなり、株式市場では主要指数がそろって下落した。ダウ平均は0.2%安、S&P500は0.4%安、ナスダック総合指数は1.2%安となり、半導体株を中心に利益確定売りが広がった。一方、原油市場では地政学リスクの高まりを背景に北海ブレントが75ドル台後半まで上昇し、インフレ再燃への警戒から米金利にも上昇圧力がかかった。為替市場では米ドル買いが優勢となり、NY時間から本日アジア時間にかけてドル円は162円台半ばまで上昇した。米ドル指数も上昇し、ユーロドルやポンドドルは上値の重い推移となっている。全体としては、株式市場ではリスク回避が意識される一方、原油高と米金利上昇がドルを支え、円安進行による為替介入警戒も残るNY市場だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で162円台半ばに位置しており、今回は162.50円前後を軸にした節目攻防型の見方が当てはまりやすい。上値では162.80円から163.00円付近が直近レジスタンスとして意識されやすく、ここを明確に上抜けると、ストップロスを巻き込みながら163円台前半まで上値を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では162.20円から162.00円付近が目先のサポートとなり、ここを割り込むと161.80円、さらに161.50円付近まで下値を探る動きが強まる可能性がある。もっとも、162円台後半から163円台にかけては日本当局による為替介入への警戒感が強まりやすい水準でもある。FOMC議事要旨を前に米金利が振れやすく、節目価格付近では急な反落にも注意したい。

本日の指標は、14:00に日本6月景気ウォッチャー調査の現状判断DIと先行き判断DI、15:45にフランス5月経常収支、20:00に米国MBA住宅ローン申請指数、23:00に米国5月卸売売上高、27:00に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、28:00に米国5月消費者信用残高が予定されている。特にFOMC議事要旨では、前回会合でのインフレや金利見通しを巡る議論が確認されるため、米金利とドル円の方向感を左右しやすい。米国5月卸売売上高は前月比0.8%が見込まれており、前回の2.0%から伸びが鈍化するかも確認材料となる。NY時間は米指標とFOMC議事要旨を受けた米金利の反応を見ながら、ドル円が162円台半ばを維持できるかを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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