ドル円162円台後半、米ADP・ISMで値動き拡大に注意

glitch

2026.07.01

NEW

ドル円162円台後半、米ADP・ISMで値動き拡大に注意

glitch glitch
ドル円162円台後半、米ADP・ISMで値動き拡大に注意
本日のポイント
  1. 1 米国6月ADP雇用統計
  2. 2 米国6月ISM製造業景況指数

前日のNY市場は、AI関連株への買い戻しや大型テクノロジー株の反発を背景に、株式市場では主要指数がそろって上昇した。S&P500は0.8%高、ナスダック総合指数は1.5%高、ダウ平均は0.3%高となり、株式市場ではリスク選好の流れが続いた。一方、米5月JOLTS求人件数が市場予想を上回る底堅い内容となったことで米金利は上昇し、為替市場では米ドル買いが優勢となった。ドル円は本日アジア時間に162円台後半まで上昇し、ユーロドルやポンドドルは上値の重い推移となっている。商品市場では、地政学リスクへの警戒感は残るものの、原油は73ドル付近で推移し、金はドル高・米金利高を背景に軟調だった。暗号資産市場ではBTCが5.9万ドル前後で推移しており、全体としては株高によるリスク選好と米金利上昇を受けたドル高が並ぶ市場環境だったといえそうだ。

テクニカル的に見ると、ドル円は足元で162円台後半に位置しており、上値では162.80円から163.00円付近が直近レジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると、163円台前半まで上値を試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では162.50円前後が目先のサポートとなり、ここを割り込むと162.00円、さらに161.50円付近まで下値を探る可能性がある。今回はレジスタンス突破型の見方が当てはまりやすいが、162円台後半では為替介入への警戒感も強まりやすい。米指標を受けた上振れに注意しつつ、介入警戒や利益確定売りによる急反落にも備えたい。

本日の指標は、15:00に英国6月ネーションワイド住宅価格、18:00にユーロ圏6月消費者物価指数(HICP、速報値)、21:15に米国6月ADP雇用統計、23:00に米国6月ISM製造業景況指数と米国5月建設支出が予定されている。特にADPとISMは、翌日に控える米雇用統計を前に米金利とドル円の方向感を左右しやすい材料だ。結果が市場予想を上回ればドル買いが再燃する一方、弱い数字となれば高値圏にあるドル円では利益確定の円買い戻しが入りやすい。NY時間は米指標後の米金利の反応を確認しながら、ドル円が162円台後半を維持できるかを見極めたい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


期間
限定

新規口座開設で

18,000円プレゼント!