2026.05.13
前日のNY市場は、米4月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、インフレ再加速への警戒が強まる展開となった。株式市場では米金利上昇を嫌気して上値の重さが意識され、米10年債利回りは上昇した。原油市場では中東情勢を巡る不透明感が続き、北海ブレントが107ドル台で推移するなど、エネルギー価格の高止まりも意識された。為替市場では、米利下げ観測の後退を背景にドル買いが優勢となり、ドル円は157円台後半まで上昇した。全体としては、株安・金利上昇・原油高・ドル高が同時に意識される、インフレ警戒色の強いNY市場だったといえそうだ。
テクニカル的に見ると、ドル円は足元で157円台後半に位置しており、上値では158.00円前後が目先のレジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると158.50円、さらに159.00円方向への戻りを試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では157.00円前後が最初のサポートとなり、ここを割り込むと156.50円、さらに156.00円付近まで下値を探る可能性がある。今回は節目攻防型の見方が当てはまりやすく、米PPIを受けてインフレ懸念が強まる場合は、158円台乗せを試す場面も想定される。ただし、円安局面では介入警戒も残るため、節目価格付近では上下に値動きが荒くなる可能性に注意したい。
本日の指標は、18:00にユーロ圏1-3月期GDP改定値と3月鉱工業生産、21:30に米国4月生産者物価指数(PPI)とPPIコア指数、28:15にラガルドECB総裁の発言が予定されている。米PPIは前月比0.5%、前年比4.8%、コアPPIは前月比0.3%、前年比4.3%が見込まれており、前日の米CPIに続いてインフレ圧力の強さを確認する材料となる。NY時間は米PPIを受けた米金利とドルの反応を確認しながら、ドル円が158円台を試すのか、それとも介入警戒や利益確定売りに上値を抑えられるのかを見極めたい。
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