2026.05.12
前日のNY市場は、米国株が小幅に上昇し、S&P500種とナスダック総合が最高値を更新する一方、中東情勢を巡る警戒から原油高とドル高も意識される地合いとなった。米国とイランの停戦協議に進展が見られず、北海ブレントは105ドル前後、WTI原油は99ドル前後まで上昇し、インフレ再燃への警戒が残っている。為替市場では、原油高を背景に米金利の高止まりが意識され、ドル指数は98台前半へ上昇した。ドル円は157円台前半から半ばで推移しており、介入警戒は残るものの、米CPIを前にドル買いがやや優勢となる神経質なNY市場だったといえそうだ。
テクニカル的に見ると、ドル円は足元で157円台半ばに位置しており、上値では157.50円前後が目先のレジスタンスとして意識されやすい。ここを明確に上抜けると158.00円、さらに159.00円方向への戻りを試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では157.00円前後が最初のサポートとなり、ここを割り込むと156.50円、さらに156.00円付近まで下値を探る可能性がある。今回は節目攻防型の見方が当てはまりやすく、米CPIの結果次第では、157円台後半から158円台にかけてストップロスを巻き込みながら値動きが速まる場面に注意したい。
本日の指標は、18:00にユーロ圏5月ZEW景況感調査とドイツ5月ZEW景況感調査、21:30に米国4月消費者物価指数(CPI)とCPIコア指数、27:00に米国4月月次財政収支が予定されている。米CPIは前月比0.6%、前年比3.7%、コアCPIは前月比0.3%、前年比2.7%が見込まれており、原油高によるインフレ圧力がどこまで反映されるかが焦点となる。NY時間は米CPIを受けた米金利とドルの反応を確認しながら、ドル円が157円台後半から158円台を試すのか、それとも介入警戒を背景に上値を抑えられるのかを見極めたい。
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