2026.05.05
前日のNY市場は、中東情勢を巡る緊張の高まりを背景に原油価格が高値圏で推移し、米金利にも上昇圧力が意識される地合いとなった。ホルムズ海峡周辺の供給不安を受けてエネルギー価格の高止まりが続き、インフレ懸念が再び意識されやすい状況となっている。株式市場では主要指数が下落し、リスク回避寄りの動きが広がった。為替市場では米ドルが底堅さを保つ一方、日本当局による為替介入への警戒が残り、ドル円は157円前後で方向感を探る神経質な展開だったといえそうだ。
テクニカル的に見ると、ドル円は足元で157円前後に位置しており、急落後の戻りを試す一方で、上値では157.50円前後、さらに158.00円近辺が戻りの節目として意識されやすい。ここを明確に上抜けると159.00円方向への戻りを試す展開も考えられる。一方、下値では156.50円前後が目先のサポートとなり、ここを割り込むと156.00円、さらに155円台半ばが再び意識されやすい。今回はレンジ継続型の見方を軸にしたいが、介入警戒が残るなかでは、節目価格付近でストップロスを巻き込みながら値動きが荒くなる可能性に注意したい。
本日の指標は、17:30に香港1-3月期GDP速報値、21:30に米国3月貿易収支とカナダ3月貿易収支、22:45に米国4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)と4月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)、23:00に米国4月ISM非製造業景況指数(総合)、米国3月新築住宅販売件数、米国3月雇用動態調査(JOLTS)求人件数が予定されている。米ISM非製造業景況指数は前回54.0から53.7への小幅低下、JOLTS求人件数は前回688.2万件から685.0万件への減少が見込まれており、米景気と労働市場の底堅さを測る材料となりそうだ。NY時間はサービス業関連指標と求人件数を受けて、ドル円が157円台で戻りを維持できるのか、それとも介入警戒と米景気鈍化への意識から上値を抑えられるのかを見極めたい。
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