2026.05.04
前日のNY市場は、企業決算への期待や原油価格の落ち着きを背景に、ハイテク株を中心に買いが優勢となった。S&P500種とナスダック総合は過去最高値を更新し、週間でも上昇して引けた一方、ダウ平均は小幅安となり、主要指数はまちまちの展開だった。原油市場では中東情勢を巡る供給不安が残るなかでも、交渉進展への期待から北海ブレントが108ドル台、WTI原油が101ドル台で落ち着き、過度なリスク回避は和らいだ。為替市場では、日本当局による介入観測が引き続き意識され、ドル円は週明けの薄商いのなかで一時155.69円まで下落する場面があった。米ドルは底堅さを残しつつも、対円では介入警戒が上値を抑える神経質な地合いだったといえそうだ。
テクニカル的に見ると、ドル円は足元で156円台前半から半ばに位置しており、急落後の戻りを試しながらも上値は重い。上値では157.00円前後が目先のレジスタンスとして意識されやすく、ここを明確に上抜けると158.00円近辺まで戻りを試す展開となるかが焦点だ。一方、下値では週明け安値圏の155.70円前後が最初のサポートとなり、ここを割り込むと155.50円、さらに155.00円付近まで下値を探る可能性がある。今回はサポート維持型の見方を軸にしたいが、介入警戒が残る局面では、節目価格付近でストップロスを巻き込みながら値動きが荒くなる可能性に注意したい。
本日の指標は、16:00にトルコ4月消費者物価指数(CPI)と4月製造業購買担当者景気指数(PMI)、16:30にスイス4月製造業PMI、16:50にフランス4月製造業PMI改定値、16:55にドイツ4月製造業PMI改定値、17:00にユーロ圏4月製造業PMI改定値、23:00に米国3月製造業新規受注、24:00にメキシコ4月製造業PMIが予定されている。欧州時間は独・ユーロ圏PMI改定値で景況感の修正方向を確認し、NY時間は米製造業新規受注を受けた米金利とドルの反応が焦点となる。週明けは日本市場が祝日で流動性が低下しやすいため、ドル円が156円台を維持して戻りを試すのか、それとも再び介入警戒を背景に下値を探るのかを見極めたい。
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