2026.05.01
前日のNY市場は、企業決算への期待が原油高への警戒を一部和らげ、株式市場では買い戻しが優勢となった。S&P500種とナスダック総合は上昇し、月間ベースでも大きく値を伸ばす一方、原油は中東情勢を巡る供給不安を背景に高値圏で推移した。為替市場では、日本当局による為替介入とみられる円買いが入り、ドル円は一時160.70円台まで上昇した後、155円台半ばまで急落した。米ドルは対円を中心に売られ、前日までのドル高・円安の流れが大きく巻き戻される神経質なNY市場だったといえそうだ。
テクニカル的に見ると、ドル円は足元で157円台前半まで戻しており、急落後の戻りを試す展開となっている。上値では157.50円前後、さらに158.00円近辺が戻りの節目として意識されやすく、ここを明確に上抜けると159.00円方向への戻りを試す可能性がある。一方、下値では156.50円前後が目先のサポートとなり、ここを割り込むと156.00円、さらに介入後につけた155円台半ばが再び意識されやすい。今回は急落後のレンジ再形成型の見方が当てはまりやすく、介入警戒が残るなかでは、節目付近でストップロスを巻き込んだ急変動に注意したい。
本日の指標は、8時50分に日本の前週分対外対内証券売買契約等の状況、10時半にオーストラリア1-3月期卸売物価指数(PPI)、15時に英国4月ネーションワイド住宅価格、15時半にスイス3月実質小売売上高、17時半に英国4月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)、英国3月消費者信用残高、英国3月マネーサプライM4、22時45分に米国4月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)、23時に米国4月ISM製造業景況指数が予定されている。米ISM製造業景況指数は前回52.7から53.2への改善が見込まれており、景況感の底堅さが確認されれば米金利とドルの下支え材料になりやすい。週末を前に、NY時間は米製造業指標を受けて、米ドル/円が急落後の戻りを試すのか、それとも為替介入警戒を背景に上値を抑えられるのかを見極めたい。
新規口座開設で
18,000円プレゼント!