米ドル/円の急変動に警戒か

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2024.12.04

米ドル/円の急変動に警戒か

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米ドル/円の急変動に警戒か
本日のポイント
  1. 1 ISM非製造業景況指数
  2. 2 パウエルFRB議長の発言

前日のNY市場は、株高・金利高・原油高のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。韓国大統領が非常戒厳令を発令したことで円高の流れが加速したものの、引けにかけては押し目買い優勢となり、米ドル/円は149円台中盤でクローズする結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの150.000付近を上抜けた場合は、150.500の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの149.000付近を下抜けた場合は、149.500の節目に向けた一段安が想定される。一方で、上値重く下値堅い流れが続いているため、新たな材料が出るまでは方向感に欠ける展開となるだろう。

本日は、18時に英・ベイリーBOE総裁の発言、22時15分に米・ADP雇用統計、22時半に欧・ラガルドECB総裁の発言、24時に米・ISM非製造業景況指数、24時半に米・週間原油在庫、27時45分に米・パウエルFRB議長の発言、28時に米・ベージュブック(地区連銀経済報告)、翌9時半に豪・貿易収支、翌10時半に日・中村日銀審査委員の発言が予定されている。米国の重要経済指標が多く控えているため、ヘッドラインニュースによる急変動に警戒したい。

高橋 直人
高橋 直人

著者:高橋 直人

著者:高橋 直人

外資系大手証券会社にて10年以上にわたり為替ディーリング部門に従事。世界各国の金融市場を学ぶ中で、個人でも収益を上げられるFXの魅力に惹かれる。中長期のトレンド分析から、短期の指標トレード戦略まで幅広く対応。相場の「今」と「これから」を、経済指標・政策・地政学リスクと絡めながら論理的に読み解くのが得意。


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